髪の基礎意識
髪は、爪や歯と同じように、皮膚細胞が変化したものです。
私たちの体は新陳代謝を繰り返し、細胞などが生まれ変わることで、体を維持しています。
髪も、抜け落ちたり生え変わることで、新しい髪が生まれています。
髪が生まれ変わる仕組み
髪の毛は、1日に0.3oほど伸びます。
頭皮の1平方センチメートルあたり約180本の髪が生えており、頭部全体では10万本くらいになります。
その1本1本が、0.3〜0.4oほど伸びるので、髪全体では1か月約に1qも伸びることになります。
これだけ早く成長する細胞は他になく、それだけ体調の変化や栄養のバランス、ストレスや老化などの影響を受けやすいといえます。
健康な髪の一生は約4〜6年といわれています
人の髪の毛は約10万本あり、それが約4〜6年周期で生え変わります。
髪の毛の一生はほとんどが成長期で、毛母細胞が盛んに細胞分裂を繰り返し、髪は伸び続けます。
ところが、何らかの原因によるトラブルなどで、この成長のサイクルが乱れ、新しい髪が生えてくる前に抜け落ちてしまうのが「脱毛」です。
ですので、脱毛を未然に防ぐには、心身の健康が重要になり、髪トラブルの原因対策をすることが重要になります。
頭皮は髪の毛を成長させる畑
髪には、目に見える「毛幹」と頭皮の中にある「毛根部」があります。
髪の毛を作り出す組織全体を「毛包」といい、その下部にある「毛母細胞」が分裂して増殖することで、髪は成長します。
毛母細胞は、玉ねぎ状に膨らんだ「毛乳頭」と呼ばれる組織により、血液によって送られてきた栄養を補給していると考えられています。